軽井沢の寒さを耐えしのぐ⁉~暖房器具選び~


forest-winter

軽井沢の冬は、雪は多くはありませんが、朝の最低気温は-10℃を下回り、最高気温も0度以下という日が続くこともあります。
軽井沢では11月から3月の5ヶ月間は(年によってはその前後の月も)寒さ対策が必要な期間となります。

そこで、軽井沢の寒さを耐えしのぐための暖房についてです。
打合せの中で、よくお話しが出るのは
「暖房はどのようなタイプの物があるか?」
「熱源はどうしたら良いか?」という話になります。


寒さの感じ方や快適性は人それぞれ感じ方が違うので難しいところですが、弊社では先ずは「温水暖房」をお勧めしています。

 

温水暖房とは?

温水と言っても普通の水を温めるのではなく専用不凍液を使用し、ボイラー室に設置する暖房ボイラーで不凍液を温めて循環させます。

ボイラー室床暖房にしたり、温かいお湯の熱を風で送るファンコンベクタ、風を起こさない輻射式のパネルコンベクタにしたり、間取りや体感の好みなどをお伺いしながら使い分けています。

 

熱源としては
定住の方はランニングコストの安い電気(ヒートポンプ)で、別荘の方は使った分だけ補充すればよい灯油を使うことが多いです。

 

▼ファンコンベクター
ファンコンベクター内部に暖房ボイラーであたためた温水(不凍液)が循環し、やわらかな温風が出てきます。
固定式とコンセント式があり、コンセント式の場合は、使用しない季節は外して収納しておくこともできます。

ファンコンベクター1 ファンコンベクター3

▼パネルコンベクター
じんわりとやわらかい暖かさが続きます。ゴミやホコリが舞うことがないので、アレルギー症の方にも安心です。洗面脱衣やトイレへ設置すればヒートショック対策にも有効です。温水式のタオルウォーマーを設置する方もいらっしゃいます。
パネルコンベクター パネルコンベクター2

 

温水暖房のメリット・デメリット

<メリット>

室内で火を使う暖房ではないので
・室内に排気が出ず空気を汚さない
・安全
・乾燥しすぎない
・結露の要因にならない
・運転音が静か    などがあります。

<デメリット>

温水なのですぐには熱くなりません。別荘でたまに来る方には、部屋が温まるまでに時間がかかる、ということがあります。その場合にはファンヒーターや寒冷地エアコンなどを併用したりすることもあります。

その他の暖房機器

最近は寒冷地エアコンの性能も良くなっていますので、断熱性能や間取りを工夫して暖房器具はエアコンのみというケースも増えてきています。

省エネ系の補助金を受ける場合には、熱効率の良いエアコンにしないと省エネ住宅なりませんので注意が必要です。

 

また、特に軽井沢ではいろいろなデザインや料理にも使える薪ストーブ・ペレットストーブを楽む方もたくさんいらっしゃいます。設置場所、壁面やステージのデザインも様々です。
ただ薪ストーブは薪の準備に手間やコストがかかるので、温水暖房やエアコン、床暖房を併用することをおすすめしています。

 

Wood-stove
Wood-stove2
Wood-stove3
Wood-stove4
Wood-stove5
Wood-stove6
Wood-stove8
Wood-stove9
Wood-stove10
Wood-stove11
Wood-stove12
Wood-stove13

 

 



理想の別荘・移住ライフのために

暖房の話をしてきましたが、それよりも断熱性能を上げることが先決です。

いくら暖房しても断熱や気密が高くなければすぐに寒くなり、大きなエネルギーロスのなりますのでそこは忘れずにお金をかけてください。

 

家づくりに関する お問い合わせはこちら