どんな住まいにするか、家の姿が決まってくると、気になるのは外構や植栽。せっかく素敵な住まいに暮らすなら、お庭や外からの見栄えも意識しておきたいところ。
私たちも
「軽井沢って寒いし、湿度も高いし、夏は日陰になるし何がよく育つの?」
なんていうお声を多くいただきます。
そこで今回は専門家のお話を聞いてきました!
軽井沢で有名なお花屋さん【フラワーフィールド】の仕入れ責任者で社長の右腕、増田さんに軽井沢にマッチする植栽や植え替えについて伺いました。
フラワーフィールドさん(Webサイトはこちら)
お庭の主役になるのがシンボルツリー。
まずは気に入ったシンボルツリーを選んで、それに合わせて植栽を決めていくのも良いでしょう。
お客様からも「シンボルツリーと目隠しの適した木は?」というご質問をよくいただきます。
シンボルツリーに適した紅葉する落葉樹は、「紅葉」や「山桜」、大きく育つ「ナラ」などが一般的ですが、軽井沢では「ジューンベリー」や「カツラ」、北海道に自生する「エゾノウワミズサクラ」も最近人気の品種です。
また、葉っぱに白い斑が入っている「ヤマボウシ」「ウルフアイ」も庭のアクセントになり非常に人気です。
左:ジューンベリー、右:カツラ
目隠しには常緑樹を求める方が多くいらっしゃいます。四季を通じて常に緑葉なのできれいな緑色を保つことができます。また、落ちる葉が少ないので掃除も楽なところが良いですね。
「コニファー系(ブルーアイス、エメラルドグリーン)」は列植に向いています。
ただ、単調になりやすいので、その場合は半日陰にも強い「ソヨゴ」や、落葉樹ですが枝張りが細かく葉っぱが落ちても視界を程よくさえぎってくれる「マルバ」の木も人気です。マルバはハートリーフでかわいさも人気の一つです。
左:ブルーアイス、右:マルバ
「雑木林の雰囲気だけでは味気ないので 何か庭に緑が欲しい」という声もよくいただきます。
グランドカバーの花としてハーブ系は昔から人気がありますが、最近は横への広がりがある「シレネ・ユニフローラ」や「ユキノシタ」もカバーとしては適しています。
花が咲く「アジュガ」や「クリーピングタイム」も庭のアクセントになり人気です。
その他、庭の中の花壇やアプローチ脇に植える草花として「宿根サルビア」「ポピー」「アメージンググレイ」の紫も人気ですし、かわいらしい花を咲かせる「タナセタム」や「エーデルワイス」を混ぜるのもきれいです。
「アナベル」や「ピラミッドアジサイ」も庭にボリューム感とアクセントが生まれておすすめです。
左:シレネ・ユニフローラ、右:エーデルワイス
植え替えに適した時期は、植物が元気な5月から6月と、9月から11月ごろです。
暑い7-8月は極力避けたほうが良いです。
軽井沢の土は湿地帯や火山灰の地層もあり栄養が少ないのが特徴です。
植物を植えるときには、少し大きく掘って土を7、腐葉土を3の割合で混ぜてから植えてあげるとよいです。
フラワーフィールドでは年間200種類もの植物を取り扱っています。
街中で最盛期を迎える植物は、お店ではすでに売り切れということが多いそうです。お目当ての植物がある場合はすこし早めに見てみるのがよさそうですね。
訪れると、旬の前の花が選べるとのことなので、ぜひ定期的に覗いてみてお気に入りの植物を選んでみてください。
〒389-0115 長野県北佐久郡軽井沢町追分 一里塚1138−1(マップはこちら)
公式サイトはこちら
軽井沢で人気のある植物をご紹介します。
家づくりにおいて、外構予算はなかなか後回しになってしまいがちです。
道路に面したところは特にお家の顔です。「これだけは」というものを絞ってでも、ぜひ最初の家づくり予算に含めて検討したいものですね。
お知り合いのエクステリア専門家の方などと一緒に家づくりを進めていただくことも可能です。
建築の費用・建築に関わる諸費用・メンテンナンス費用の積み立て・庭造り予算などなど、資金計画についてもご相談ください。