こんにちは。セイケンハウスの大森です。
家づくりに当社をお選びいただいたお客様のお宅が完成しました。完成したお宅や、家づくりの流れを動画にしてくださっていますので、私の視点でご紹介します。
家づくりは大きな買い物ではありますが、周りの方々がどのように進めたか、詳しい情報はなかなかわからなくて進め方も千差万別。不安も大きなお買い物になります。
このブログでは、動画のご紹介に合わせて私たち設計・建築会社から見たときのポイントもご紹介したいと思います。
軽井沢に移住を検討されている方の、参考になれば幸いです。
初めてお会いした時の印象は、おふたり共に穏やかな口調で会話をされる方だな、打ち合わせをどのように進めたら「らしさ」を引き出せるかなと感じていましたが、おふたりのライフスタイルがすでに確立されていて、ご要望も明確に決まっていました。
迷いが少ないおふたりなので、設計でプランを検討する初期段階から、私たちも頭の中を整理しやすく、打合せでもスムーズに進めさせていただくことができました。
以前セイケンハウスでご建築いただいたOBのお客様から「紹介したい方がいるので今から来られますか？」と連絡をいただきました。
そのOBのお客様は断熱性能にこだわったお客様で、ツイッターに打合せから完成までを上げていらっしゃいました。今回のお客様とOBのお客様はツイッターでのつながりがスタートとなり、当社をご紹介をいただきました。
おふたりがとても大切にされていたこだわりは２つありました。
また、部屋数は寝室とおふたりの仕事空間が別々にあれば良いとのことで、シンプルなご要望でした。
断熱はトリプルガラスと断熱材の強化でUa値0.36と高い数値を目標にしました。
（Ua値は住宅全体の熱がどれくらい逃げやすいかを示す数値です。値が小さいほど熱が逃げにくい性能になります）
リビングに薪ストーブを設置したいというご要望が最初からありましたので、熱が効率よく家全体にいきわたるようにリビングから2階オープンスペースを吹抜けにしました。また、寝室をリビングに接した配置にして、廊下を出来るだけ作らない計画としました。それにより、寝室もあたたまりやすい設計にしています。
屋根も北側の浅間山に向けて、上がっていく片流れとしましたので南傾斜の屋根に太陽光発電システムを設置してZEH仕様としました。
結果的に低炭素住宅の補助金が使える高い性能になりましたので、100万円の補助金も活用しての完成となりました。
1階のキッチン、2階のふたつの仕事部屋それぞれに浅間山を眺められる大きな窓がついています。大きな窓を採用していますが、トリプルガラスでしっかりと熱が逃げない設計にしています。
おふたりのイメージや要望がある程度確立されていましたので、プラン作成は4か月程度と比較的早くできました。弊社は長野でお客様は都心にお住まいでしたが、ZOOMを使って頻繁に打合せをさせていただきました。細部の確認も、オンラインのやりとりも交えながらスムーズにできました。
工事は6か月程度で、現場での打ち合わせは月1回程度。棚の位置やコンセントの位置など図面だけではイメージが分からない点を進捗に合わせて確認しました。（こちらの様子も動画にしていただいております）
また、今回は照明デザイナーの方にも協力いただいて照明の位置や器具の選定をしました。
私も感心する照明の提案が多く、夜は落ち着いた空間演出になってお客様も私共も満足のいく出来栄えとなりました。
こだわりたい部分は、外部のデザイナーさんにもご協力いただくのはとても良いアイデアですよね。
おふたりともとてもしっかりこだわりと優先したいことを持っていらっしゃたのが、印象的でした。建設会社も多種多様で得意領域も少しずつ違いますので、どんな暮らしにしたいか想像しながら、優先順位を決めていくと自分達にぴったりな家づくりのパートナーが見つかるのかなとおふたりを見ていて感じました。
家づくりを考える際は「やっておいた方が良いこと」は山ほどでてきます。なるべく多くのことが叶えられるように試行錯誤をするのは私たちの努めでもありますが、取捨選択の場面もたくさん出てきます。住宅の設計では家族の理想の暮らしや、優先したいことを明確にしておくことが、スムーズに進めたり理想の住宅づくりのポイントになるかもしれません。
今回はセイケンハウスをお選びいただき、ご満足いただける住宅ができて、私たちもとても嬉しく思います。弊社にご依頼いただく場合もそうでない場合も、家づくりに迷われたら、ぜひ今回のおふたりの動画を見ていただくと参考になるポイントがたくさんあるのかなと思います。
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